ゴールデンウィークや年末年始など、長期休暇の予定は決まっていますか?
私は以前、2019年のゴールデンウィークに10日間の東ヨーロッパ旅行に行ってきました。10日間で4か国を回る予定を組んだので、効率よく移動することが大事になってきますね。
その中でも、ブダペストからプラハへ行く夜行寝台列車が特に印象的で、とても良い旅行経験になりました〜
こちらでは、ブダペストからプラハ(またはプラハからブダペスト)までの夜行列車(寝台列車)のチケットを日本からネットで予約・購入する方法を画像付きでわかりやすくご紹介します。簡単なので、ぜひ参考にしてみてください。
また、実際にブダペストからプラハの夜行列車に乗ってきた感想やレビューもあわせてご紹介します。
*以下で説明している内容は2019年時点で、一部情報が古いこともありますのでご了承くださいませ〜
「ブダペスト⇄プラハ」区間の移動方法は?
ハンガリーのブダペストからチェコのプラハまで(逆のパターンも同じです)の移動手段には、速い順で 飛行機(約1時間半)→列車(約6時間半)→バス(約8時間)→夜行列車(10時間から13時間)があります。
料金順では、飛行機>夜行列車>列車>バスです。移動時間を短縮させたいなら、飛行機での移動がベストです〜
ですが、私はあえて一番時間のかかる「夜行寝台列車」で移動することにしました。夜行列車で国境を越える経験はヨーロッパでないとなかなかできないので、今回の東ヨーロッパ旅行でぜひ乗ってみたかったです。
一般的には、出発する国の鉄道会社でチケットを予約します。しかし、私が出発するハンガリーの鉄道会社のWebページはエラーの発生が多く評判がよくなかったため、目的地である「チェコの鉄道会社のWebページ」で予約しました。
「ブダペスト⇄プラハ」夜行列車チケット購入方法|まずは会員登録
チケット購入をスムーズにするため、まずはチェコ鉄道の公式サイトで会員登録をしましょう。
自分のメールアドレスや名前を入力し、入力したメールアドレス宛に送られてきたリンクをクリックして会員登録を完成させます。すごく簡単です。
会員登録を完成させログインできたら、早速出発地と目的地を入れてチケットを検索しましょう!
「ブダペスト⇄プラハ」夜行列車チケット購入方法|手順を紹介
チェコ鉄道の公式サイトにログインしたら、画面右側にある入力欄に「出発地」と「目的地」、出発日、人数を入れます。
私はブダペストからプラハ中央駅までのルートを検索しました(逆のパターンもやり方は同じです)
PASSENGER(S)の欄に年齢、割引カード(discount card)の有無を指定します。短期旅行者であれば、該当することはほとんどないので、Without a discount cardのままにして【Search】ボタンをクリックします。
【Search】ボタンをクリックすると以下のように便の候補が表示されます。
検索で表示された候補から条件に合う便を選択します。出発地と目的地の間にNo transfers(乗り換え無し)となっている便を選びましょう。私は画像真ん中の「19:25 ブダペスト出発〜車内泊〜08:07 プラハ到着」の便を選択しました。
*夕方まではSleeper Train(寝台列車)がないのでご注意ください。
左上にチェックを入れて四角い緑の「Price in the next step」をクリックして次のステップへ進みます。
2nd class ticket(2等チケット)の基本料金は、二人で1048CZK(約5,200円)と非常に安いです。
この「基本料金+座席の種類」で最終料金が変わります。
それでは、「Continue」をクリックして次のステップ「座席指定」へ進みましょう。
「Modify」と書いてあるボタンを押すと、1名から3名まで利用できる寝台車「Sleeper(スリーパー)」、 6名で利用する寝台車「Couchette(クシェット)」の中から選択できます。
*CouchetteよりはSleeperの方が、利用人数が少なくなる程、料金が高くなります。
まず、寝台車を利用する人数を入れ、寝台車の種類を決めます。私は寝台車を二人だけで利用したかったので、「Sleeper deluxe」を選びました。次に、右にある鉛筆マークをクリックします。
*「Sleeper deluxe」にはトイレ・シャワーが付いています。「Sleeper」の場合、共同のトイレ・シャワーを利用することになります。
後ほどの乗車レビューでもご紹介しますが、トイレ・シャワーはあった方がやはりいいですね。ただ、すごく狭いですが…
「Select compartment」では、寝台車でコンパートメントを何人で利用するかを選択します。
二人で利用する場合、3-berth deluxeにしてしまうと、他人一人を加えた3人で利用することになるので、「double deluxe」にした方がいいですね(一人で使いたい場合は、singleで)
あとは、寝台車を利用する人の性別を入れて、同じ寝台車を利用するかどうかを指定します。
*重要!:同じ寝台車を利用したい場合、「We want to travel in the same compartment」に忘れずにチェックを入れましょう!
入力が終わったら「乗客数・情報」、「寝台車の種類」の最終チェックをして料金を確認します。
*基本料金1048CZK(約5,200円)に「寝台車料金1834CZK(約8,850円)」が追加されます。
上記の円レートは2019年時点のもので、現在はもっと高いですね。円安厳しい〜
二人分の寝台列車費用が日本円で14,000円なんてものすごく安いです!
「Finished」ボタンを押し、最終チェックをして問題がなければ次へ進みます。
「Ticket holder’s name」に予約者の名前をローマ字で記入します。記名された乗客しか利用できないので記入に間違いがないようにしてください。
入力が終わったら予約内容をショッピングカートに入れます。
これでプラハ行き寝台列車のチケットの予約が完了しました。
「ブダペスト⇄プラハ」夜行列車チケット購入方法|最終確認・決済
寝台列車の予約が完了したら、決済へ進みましょう。まず、ショッピングカートのチケット情報を確認します。最終料金も忘れずにチェックしてください。
*二人分の寝台列車料金:2882CZK(日本円で約14,000円)
次は支払い方法の選択になります。チケットの情報に間違いがないことを確認したら、支払い方法を選びます。クレジットカードの場合は、Payment cardを選択してeチケットを受け取るメールアドレスを入力します。チケットが届かない可能性があるので、入力に間違いがないように注意しましょう!
利用規約にチェックを入れて「Pay」をクリックします。
クレジットカードの番号・有効期限・CVC(カード裏面の3桁数字)を入力してPay CZKをクリックして支払いを完了させましょう。
支払いが完了したらPDF形式のeチケットが登録したメール宛に届きます。
個人情報が載っていたため、チケットの下半分はきっていますが、予約者の名前とQRコードが載っています。上記の2枚のeチケットを印刷して持参するようにしましょう。(本人確認ができるものがあれば安心です。)
夜行寝台列車にはメリットがたくさん
プラハからブダペスト、ブダペストからプラハまでの夜行寝台列車の予約・購入方法、本当に簡単でしたね!
スクショが多いので、複雑そうに見えるかも知れませんが、決済まで10分もかかりませんでした〜
私があえて一番時間のかかる「夜行寝台列車」で移動することにした理由は、夜行列車で国境を越える経験はなかなかできないというのもありますが、他にもメリットがたくさんあります。
夜行寝台列車のメリットその1- 時間とお金の節約ができる
夜行寝台列車は、寝ながら次の目的地まで移動できるので、移動時間と一泊分のホテル代を節約することができます。
・飛行機で移動する場合の料金:飛行機代約13,000円+ホテル代約10,000円=合計23,000円
・寝台列車で移動する場合の料金:寝台列車代約7,000円+ホテル代0円=合計7,000円
そのため、1/3の料金で移動+宿泊ができます!
夜行寝台列車のメリットその2 – 安全で快適
夜行寝台列車は、他の夜行の乗り物の中で一番の快適さを誇ることです。夜行バスなどとは違って、ベッドに完全に横になって快適に寝ることができます。1人室から選べて完全に個人の空間を保てるので、プライバシー面でもセキュリティー面でも安心できます。
あと、寝台車の中でも「スリーパーデラックス(Sleeper deluxe)」を選べば、寝台車の中に洗面台・トイレ・簡易シャワーが付いているので、自由で快適に過ごせます。
夜行寝台列車のメリットその3 – アメニティや朝食も付く
私が予約した「スリーパーデラックス(Sleeper deluxe)」には、充実したアメニティもつきます。スリッパー、歯磨きセット、シャンプー・ボディソープ・石鹸、ヘアキャップなどが付くようです。
また大体の場合、パンやビスケット・ジュース・ジャムやハムなど簡単な朝食が付きます。朝食は、翌朝列車のスタッフが届けにきてくれます。
ブダペストからプラハまでの夜行寝台列車レビュー
2019年5月1日〜2日で、実際にブダペストからプラハまでの夜行列車に乗ってきましたので写真とあわせてレビューをご紹介します☺️
夜行寝台列車の出発前・駅の様子
ブダペスト東駅(Budapest Keleti)から出発する夜行列車です。駅の中はとても広く、立派な感じでした。掲示板もあるので出発時間など念のため確認します。
寝台列車はでかく、車両もとても長いです。予約している車両まで数分は普通に歩きます。。
チケットを見ると、車両番号らしき数字(363)と個室の番号(36/32)があったので、それを目印に探します。分からない場合には駅員さんが歩いているので聞いてみるといいですね。
海外の車両は入り口が狭かったり、急な階段になっているので大きなキャリーケースを持っていくと大変ですね〜
夜行寝台列車の中の様子
今回予約したdouble deluxeの車両は以下画像のような感じで、廊下はやはり狭いです。ただ、車内はけっこう綺麗で清潔に感じました。
個室はこんな感じで、写真が暗くて申し訳ないのですがそこまで窮屈な感じはしなかったです。
大きな窓もあって、すごくワクワクしました😀 写真では外の風景、記録していなかったのですが開放感があって良いですね〜
お水やタオルなどのアメニティも揃っており、充実しています。シャワーも個室で気軽に使えますが、かなり狭かったですね。
でも、かえって狭かったシャワートイレが、4年以上経過してもまだ記憶に新しいほど印象で、良い思い出にもなっているからOKです〜
夜行寝台列車で寝た感想・朝食について
こういった夜行寝台列車に乗るとなかなか寝られないかも…と思うかもしれませんが、実際に乗ってみるととてもグッスリ眠れました!
そこまでうるさくなく、揺れが眠りにちょうど良い程度だと感じました。想像以上に快適でしたね。
朝ごはんも個室まで配布されて、パンやウエハース、飲み物などのセットでいただきました。海外のウエハースってすごく美味しいと改めて思いました🤤
まとめ|ヨーロッパ旅行関連の記事・動画もおすすめ!
夜行寝台列車の予約・購入方法やそのメリットについて一通りご紹介しました。夜行列車デビューでしたが、貴重な体験ができて嬉しかったです!
また、ヨーロッパ旅行に関するコラム記事や海外旅行関連のお役立ち情報など、TabiTimesでは掲載しています。ヨーロッパでの移動でおすすめのFlixBusや、ミュンヘンにある世界一のビアホール「ホフブロイハウス」の記事などもあります。
海外旅行の準備に関連した以下の記事もぜひ、ご参考くださいませ〜
また、YouTubeチャンネルでは東ヨーロッパ旅行で撮影したオーストリアの世界遺産・ハルシュタットの風景・Vlogも公開しています。
個人的には東南アジア旅行の方が近くて頻度も高いですが、ヨーロッパも美しい街が多く魅力的です。今回の寝台列車みたいに、他にも良い体験をしてきたら記事や動画でご紹介します〜