アメリカの治安は都市にもよりますが、一部地域では『世界で最も危険な50都市』に選ばれている場所もあるため、前もって治安情報を把握しておいた方がいいでしょう。日本と違って銃社会であるため、普段の生活でもアメリカの方々は危険な目に遭っているのは…と想像してしまいますよね。
ただ、アメリカの全ての都市がとても危険ということでもなく、観光に適している街もあります。実際、当サイトの運営者であるKyokoさんはブロードウェイ・ミュージカルやニューヨークの現代美術館など行かれましたが、治安はそこまで悪くなく観光を楽しめたとのことでした。
こちらのページでは、アメリカ旅行を計画している方や興味を持っているけど治安が不安な方向けに、最新のアメリカ治安情報について解説していきたいと思います。
アメリカの最新治安情報|データ・ニュースより考察
はじめに、世界的に見てアメリカがどれだけ安全(または危険)なのか、データやニュースより紹介していきます。
世界平和度指数ランキングでアメリカは下位
イギリスのエコノミスト・インテリジェンス・ユニットでは毎年、世界平和度指数が公表されています。世界平和度指数とは、治安の悪化を示す戦争の頻度や政治の安定度、テロ活動の危険性など様々な要素より各国の平和レベルを数値化しているものです。
2021年の世界平和度指数ランキングでは、アメリカ(USA)は163ヶ国中122位と低めです。対して日本は第12位なので、日本と比較すると普段生活しているだけでもそれなりのリスクがあると考えられそうです。
ですので、日本からの海外旅行ではよく治安の良い場所が好まれます。日本人観光客に人気なシンガポールも世界平和度指数で見れば、2021年にて第11位で日本よりも安全だと示されています。

アメリカで発生した銃犯罪などのニュース
最近でも2018年11月に、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス郊外にあるサウザンドオークスの飲食店で、銃乱射事件がありました。
事件当時、飲食店では学生のラインダンス・パーティーが開かれていたそうですが、精神衛生上の問題を抱えていた元海兵隊員が発煙弾を投げた後、銃を乱射して現場に急行した警察官を含む12名を殺害しました。
参考:カリフォルニアのバーで銃乱射、12人死亡 容疑者は元海兵隊員
アメリカの治安が悪いというイメージはやはり、銃社会によって危険にさらされてしまう可能性が高いことがあるでしょう。平和に暮らして日々が突然、悲劇へと一転するなんて考えたくないですね。
また、同じく2018年11月でカリフォルニア州北部ビュート郡、及び同州南部のベンチュラ郡にて大規模な山火事が発生しました。この山火事によって50名以上の死傷者と多数の行方不明者を出しており、加えて近隣の住民は避難しているようです。
アメリカ旅行では人為的な事件だけでなく、自然災害も大きなリスクとなります。海外の治安情報については外務省の公式サイトより、事前に確認しておきましょう。
アメリカで特に治安の悪い4都市について
世界的に見てアメリカの治安が悪いことについては、メキシコのCitizens’ Council for Public Securityより発表されている、最も危険な50都市のランキングでもお分かりいただけます。
参考:4 Out of the World’s 50 Most Dangerous Cities Are in the US
2017年に発表された世界で最も危険な50都市では、アメリカより4都市がランクインされました。
- 第42位|デトロイト
- 第41位|ニューオーリンズ
- 第21位|ボルティモア
- 第13位|セントルイス
それぞれの都市について一つずつ、以下で紹介していきます。
世界で最も危険な都市ランキング42位:デトロイト
ミシガン州にあるデトロイトは元々、自動車産業で栄えた都市ですが近年になって倒産が続き、失業者の増加によって治安が悪くなりました。
観光名所らしい場所もあまりないので、アメリカ旅行の際には行き先の選択肢から外した方がいいかもしれませんね。
世界で最も危険な都市ランキング41位:ニューオーリンズ
ルイジアナ州にあるニューオーリンズは、スーパーボールの観戦やマルディグラ祭で日本人観光客も多く集まりますが、市内のホテルで置き引きやスリなど、現金などの貴重品が盗まれる被害が多発しています。
さらに、比較的安全なはずの空港内でも治安が悪く、置き引きの危険性が多くあります。加害者側は集団で観光客の荷物を狙うケースが多いため、他人に話しかけられたりトイレなどに行く際でも、手荷物は常に所持しておくようにしましょう。
世界で最も危険な都市ランキング21位:ボルティモア
メリーランド州にあるボルティモアは2015年4月に暴動が発生しており、非常事態宣言が発令されたほど荒れました。
ボルティモア暴動の発端は、黒人の住民が白人の警察官に殺される事件が複数回あったことでした。さらに、黒人の青年が逮捕されたケースでも、白人の警察官が取り押さえた際に青年の脊髄が損傷し、それが原因で青年が死亡したこともあり、暴動が急速に広がりました。
ボルティモア暴動の影響で、史上初のメジャーリーグ無観客試合が余儀なくされました。これだけ治安が悪化するなんて、日本ではまず考えられないでしょう。
参考:HUFFPOST【ボルティモア暴動】史上初の無観客試合
世界で最も危険な都市ランキング13位:セントルイス
ミズーリ州にあるセントルイスは、アメリカの中でも特に殺人発生率が高い地域です。都市の中央にはセントルイス大学がありますが、市内はとても治安が悪く郊外から通っている学生が多いようです。
ただ、お金のない留学生は家賃の安い市内に住むことも多いようです。アメリカの賃料では立地条件だけでなく、治安の良し悪しも条件になります。
治安が比較的良く観光に適している都市は?
アメリカの中でも特に治安が悪い都市についてご紹介しましたが、もちろん安全な地域もあります。観光しやすい都市についても以下でまとめました!
意外と大都市・ニューヨークは治安が良い!
ニューヨークはアメリカの中でも割と治安が良いです。地下鉄が24時間運行しているため夜でも人通りが多く、人気の少ない道で襲われるといった心配はあまりありません。
ニューヨークにあるブロードウェイも、安全に楽しむことができる観光地です。実際にブロードウェイ・ミュージカルを鑑賞したレビューも近日中にアップいたします!
★2018/11/25更新 ニューヨークに関する以下記事を公開中です!


ロサンゼルス(LA)も一部地域を除いて安全に観光できます!
上記で紹介した銃乱射事件もロサンゼルス郊外で起きましたが、都市部の治安は良いです。観光のほか、留学でも人気の高い地域ですね。
ただ、ギャングやホームレスなどが集まる場所もあるため、むやみにいろんな場所へ出歩かない方がいいでしょう。ロサンゼルス紙より公開される近隣情報ページでも、特定の地域周辺で発生した事件数などを確認できるため、ご参考までにどうぞ。
サンディエゴは留学先で人気!
サンディエゴは温暖な気候で過ごしやすく、語学学校が多いため学生の留学先で定番になっています。
街はニューヨークやロサンゼルスと比べてこじんまりとしていますが、落ち着いたリゾート地で治安が良く、アメリカ旅行をゆっくり過ごしたい方におすすめです。
まとめ|アメリカ旅行で気をつけるべきことは?
アメリカの治安が良い地域・悪い地域について一通り説明しましたが、治安が良いといっても日本と比較すれば気をつけるべきことは多くあります。
- 夜間の単独外出は避けること
- 人通りの少ない道を歩かない
- 多額の現金を持ち歩かない(スリに注意)
- 荷物を置く場所取りは絶対にしない
- 万が一のために海外旅行保険に加入
犯罪に巻き込まれないように、最低限の対策をしておきましょう。アメリカには魅力ある都市が多く、安全な場所で観光をすればきっと良い海外旅行経験になりますよ!