2019年のソウル旅行で、私が一番楽しみにしていたのが「カンジャンケジャン」です。
カンジャンケジャンとは、厳選したメスの活ワタリガニを特製の醤油ダレに三日程漬け込んでがらいただく料理ですが、韓国の人が海外旅行から帰ってきて食べたいもの一位に選ばれるほど、大人気の韓国料理です(日本の場合はお寿司でした)。
カンジャンケジャンはここ数年、日本のテレビでも何回か紹介され、日本人の間でメジャーな韓国料理となっています。
日本でもカンジャンケジャンのお店、増えていますね〜
今回は、美味しい高級韓国料理カンジャンケジャンをリーズナブルな値段で楽しめるソウルのお店をご紹介します。
ソウルのカンジャンケジャンに関する基本情報・価格相場は?
実際にソウル旅行で行ったカンジャンケジャンのお店をご紹介する前に、基本的な情報から確認しておきます。
ソウルで人気のカンジャンケジャンの種類
ソウルのカンジャンケジャン店では、主に以下の2種類の調理法で食べられます。一般的なカンジャンケジャンの他、ヤンニョムケジャンもメニューであります。
- カンジャンケジャン(醤油ダレに漬け込んだ料理で、そこまで辛くない)
- ヤンニョムケジャン(コチュジャンや粉末唐辛子などを合わせた調味料で漬けたもので、割と辛い)
本来はワタリガニ(コッケ)を使ったカンジャンケジャンになりますが、チャムゲ(つがに)やトルゲ(イシガニ)を使った料理もあります。また、ヤンニョムチキンなど辛い料理が好きな方は、一度ヤンニョムケジャンも食べてみるといいですね。
他のカニもカンジャンケジャンでいただくと美味しいですが、味やカニのサイズでは、やはりワタリガニが一番です〜
また、カニとは別ですがカンジャンセウ(エビの醤油漬け)も提供している店も多く、海鮮系が好きな人はソウルでまとめて食べられるでしょう。
ソウルで食べるカンジャンケジャンの価格帯
カンジャンケジャンは基本的に、カニとご飯とおかずのセット定食的な感じで提供されますが、ソウルのお店で食べる場合には30,000〜40,000ウォンの価格帯が多いです。
以下で紹介していますソウルのアヒョンドン(阿峴洞)カンジャンケジャンが比較的安く、1人前27,000ウォンで食べられます。2019年の時には18,000ウォン(約1,800円)と、今思えば結構リーズナブルでしたね。
ただ、少し前では安かったカンジャンケジャン屋さんでも、全体的に値上げされているのと円安ということもあり、安くても3,000円くらいは出す必要がありそうです。そう考えると、割といいお値段をしますね。
ただ、東京など日本のカンジャンケジャン店ではもっと高く、1人5,000円以上かかることもあります。日本の寿司屋で楽しむ韓国人観光客のような感覚で、本場の方が安い本格グルメを味わう価値はあります☺️
ソウルのアヒョンドン(阿峴洞)カンジャンケジャンの場所・行き方
ソウル旅行で行ったアヒョンドン カンジャンケジャンは名前の通り、ソウルの麻浦区アヒョンドン(阿峴洞)に位置します。
阿峴洞で15年以上も営業を続けている「アヒョンドン カンジャンケジャン」は、コッケ(ワタリガニ)カンジャンケジャンが美味しいと評判で、しかも有名店の半額でカンジャンケジャンが楽しめる大人気の店です。
アヒョンドン カンジャンケジャンは、阿峴市場のすぐ横の通りに位置していています。最寄駅はソウルメトロ2号線「阿峴駅」の3番出口から、ソウルメトロ5号線「エオゲ駅」の2番出口から、それぞれ徒歩約5分ほどかかります。
ソウルの地下鉄に関して詳しく知りたい方は、ソウルの地下鉄・空港鉄道のガイドページをご参考ください。
それと、アヒョンドン カンジャンケジャンに寄った帰りは、宿泊先の神羅ステイまで歩いて行けました。ホテルのレビューも以下記事で、ご紹介しています〜
アヒョンドン(阿峴洞)カンジャンケジャンの外観・店内の様子|人気具合
私たちは5号線「エオゲ駅」から、グーグルマップを見ながらきました。5分もかからなかったと思います。店前にプラスチックの椅子がたくさん置いてあることから、普段の混み具合いが伺えますね。
私は14時ちょうどに着いたので、待たされることなくすぐ中に入れました。
店内の様子・人気具合
私たちが店に着いた時間はラストオーダーの時間、14時ちょうどでした。セーフ!
ラストオーダーの時間でこの混み具合、人気店は違いますね。
店内は座席10席とテーブル2席、合計12席がありました。運よくテーブルが1つだけ空いていたので、すぐに着席しました。お客さんは日本・台湾(中国)・タイからの方々で、全員外国人観光客でした。
もちろん、現地の人にも人気で、様々なメディアにも紹介されています。右下に元韓国代表のサッカー選手「アン・ジョンファン」の顔も見えます。
壁にも有名人のサインが飾ってありました〜
カンジャンケジャンの食べ方・感想まとめ
それでは、カンジャンケジャンをもっと美味しく楽しめる食べ方と味の感想を紹介します!
看板メニュー「コッケカンジャンケジャン」を注文
こちらが店のメニューになります。ケジャンは全部で4種類あります。
看板メニューである「コッケカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)」、甘辛いタレがクセになる「コッケヤンニョムケジャン(ワタリガニの甘辛タレ漬け)」、「チャムゲカンジャンケジャン(つがにの醤油漬け)」、「トルゲカンジャンケジャン(イシガニの醤油漬け)」です。
こちらのメニューは2019年時点の情報なので、現在はもっと高くなっていますね。コッケカンジャンケジャンは27,000ウォンです〜
私たちは、コッケ(ワタリガニ)カンジャンケジャンを二人前頼みました。甘辛いタレに漬け込んだ「ヤンニョムケジャン」も良いですが、1番のおすすめはやはり客のほとんどが注文する人気メニューの「コッケカンジャンケジャン」です。味が濃厚で身もたくさんついているので、これでご飯2杯はいけます。
二人以上で訪れる場合は、シェアしても良さそうです。周りのお客さんたちはそれぞれコッケカンジャンケジャンを頼んで、ヤンニョムケジャン追加していました。
注文したらすぐに持ってきてくれます〜
バンチャン(おかず)は5種類で、エゴマの葉キムチと韓国海苔、白菜ナムル、キムチ、マヨネーズサラダを出してくれました。二人でシェアできる「テンジャンチゲ(韓国味噌チゲ)」もあります。
もちろん、おかずは無料でおかわりできます。
カンジャンケジャンの食べ方・食レポ
待ちに待ったカンジャンケジャンに会えました。内子の美しい色!早速いただきました!
醤油漬けですが味が濃すぎず、全然しょっぱくないですし、秘伝のタレに使われている薬味のおかげで、生臭さも全く感じられませんでした。ものすごく新鮮なワタリガニだけを使っている事がわかります。
ワタリガニの甲羅にご飯を入れて混ぜて食べるのがソウルっ子スタイル。濃厚なカニミソの味が楽しめる通な食べ方です。ぜひお試しください〜
日本ではあまり見ない色の米ですが、韓国ではよく雑穀米や黒米(紫米)を食べるので、お店でも出しているところが多いです。あまり映えない色ではありますが、もちもちした食感がとてもよかったです。
テーブルには、ビニール手袋が置いてあるので、手袋をしてしっかり食べましょう。
一緒に出してくれるこちらの「テンジャンチゲ(韓国味噌チゲ)」がまた絶品です。
煮干しの出汁と香ばしい韓国味噌の味が絶妙にマッチします。青唐辛子が入っているのでピリ辛ですが、韓国ズッキーニと玉ねぎがちょうど良い甘さを出してくれるので、味のバランスが取れています。
アヒョンドン(阿峴洞)カンジャンケジャンの住所・行く際のアドバイス
アヒョンドン カンジャンケジャンは昼と夜に営業し、どちらも行列ができる人気店です。午前中であれば並ばずに食べられるそうですが12時を回ると、ウェイティングが発生してしまいます。
夜はもっと長い行列ができるらしいので、早めのランチかラストオーダーの時間を狙って行くのも良いかもしれません。
写真にも出ているように、14:30〜17:00まではブレークタイムなので、行く際には注意しましょう。
- 住所:ソウル市麻浦区(マポグ)阿峴洞(アヒョンドン)282-1
- 営業時間:ランチは10時〜14時(月曜〜土曜)*お持ち帰り可・カード可
ディナーは17時〜21時(月曜〜土曜) - 定休日:日曜日・韓国の祝日
2023年12月に再度確認してみましたが、ランチの時間帯は10:00〜13:00に変更されているようです。あまり遅くのお昼が食べられないので、早めに行くのが良いですね〜
今回ご紹介した「アヒョンドン カンジャンケジャン」は、安さだけではなく、親切で味のレベルも高いので並んでも一回は食べる価値があります。店主は日本語が喋れて、息子さんと思われる方は英語が堪能だったので、コミュニケーションには困らないと思います。
ソウルに訪れた際に、ぜひ試してみてください。ほかにもソウルでおすすめの飲食店や食べ物がありますので、以下記事もどうぞ!