飛行機に乗り遅れた場合、変更が可能かどうか航空券の契約条件を確認することも大事ですが、まだ出発前のタイミングであった場合には、電話などですぐに航空会社へ連絡することが重要です。
航空会社によって規定は変わりますが、出発前で乗り遅れる状況が分かっている場合に連絡しておけば、振り替え便を用意してくれる可能性もあります。
こちらのページでは飛行機に乗り遅れたケースにおいて、各航空会社の規定を基に解説していきます。
飛行機に乗り遅れた場合の対処法(JAL・ANAの場合)
搭乗時間までに空港に行けない場合や、完全に飛行機に乗り遅れた場合の対応について、JALやANAのルールを参考にまとめました。
搭乗時間前であればまずは航空会社へ連絡!
まだ飛行機が出発していないタイミングであれば、すぐに航空会社へ連絡しましょう。例えばJALの場合、予約変更ができる種類の航空券があれば出発15分前まで振り替え手続きが可能です。
予約の変更・取り消しは予約便の出発15分前までに行ってください。
※予約便の出発前までに変更・取り消しをされなかった場合、予約変更ができる運賃の航空券であってもほかの便への振り替えは承れません。払い戻し手続きのみ承ります。
手続きはJALホームページ・モバイルサイト、JAL国内線ご予約・ご購入・ご案内(電話)またはJALグループ国内線カウンター(市内・空港)にて承ります。
予約をするHP上でも手続きが可能ですが、出発までの時間があまりない時は電話で問い合わせしてみましょう。
予約変更のできないチケットと手数料に注意!
ただ、どの飛行機チケットも予約キャンセル&振り替えができるわけではないため、注意しておきましょう。
JALのチケットでは普通運賃や往復割引、JALビジネスきっぷなどは購入後の予約変更ができるものの、先得割引や得便割引などでは購入後の予約変更が不可になっております。
ANAも同様、以下の通り予約変更が効くチケットとそうでないチケットで、規定があります。
■予約変更ができる運賃の場合 ※「ANA FLEX」や「株主優待割引運賃」など
ご予約便の出発前までにANAウェブサイト、ANA電話窓口で予約変更をお済ませください。■予約変更ができない運賃 ※「ANA SUPER VALUE」や各種「ANA VALUE」など
購入後にお客様のご都合で変更される場合には、払い戻し(所定の払戻手数料と取消手数料がかかります)の後にあらためてご希望便をご購入いただく必要がございます。
引用元:ANA Q&A詳細 【国内線】航空券を購入済ですが、日にちや時間などを変更することはできますか。
それと、予約変更できないチケットや出発時間を過ぎてしまった場合、払戻手数料のほか取消手数料もかかります。
解約日時 取消手数料 航空券購入後~搭乗日55日前 取消手数料はかかりません
※払戻手数料はかかります搭乗日54日前~搭乗日45日前 運賃の約30%相当額 搭乗日44日前~搭乗日28日前 運賃の約40%相当額 搭乗日27日前~搭乗日14日前 運賃の約50%相当額 搭乗日13日前~出発時刻前 運賃の約60%相当額 出発時刻以降 運賃額の100%
引用元:ANA 航空券の払戻手数料・取消手数料について[国内線]
ANAの場合では上記表の通り、搭乗当日までの日数に応じて取消手数料が決まっています。出発当日の場合だと運賃額の60%を支払う必要があり、出発時刻を過ぎると全額払うということになりますね。
LCCでもプラン(運賃タイプ)によって払戻手数料などが変わる!
LCCでもJALやANAと同様に、飛行機に乗り遅れた場合にはチケットの種別や運賃タイプによって変更手数料が変わってきます。例えはLCCのピーチでは、以下の通りです。
- シンプルピーチ|変更手数料発生(インターネットからの予約:3,240円)
- バリューピーチ・プライムピーチ|インターネットからの予約であれば手数料無料
参考:ピーチ 各種料金・手数料
また、ジェットスターではプランによって、予約受付時間が変わります。
エコノミークラスの「Starter」運賃または「Starter Plus」運賃のフライトをご予約のお客様は、ご予約便のチェックイン開始時刻になるまでご予約内容をご変更いただけます。
エコノミークラスの「Starter FlexiBiz」運賃または「Starter Max」運賃のフライトをご予約のお客様は、ご予約便のチェックイン開始時刻になるまでご予約内容をご変更いただけます。空港での変更手続きのみ、変更前の搭乗予定便の空港チェックイン終了時刻まで承ります。
引用元:ジェットスター ご予約の変更
それとジェットスターでは予約変更について、基本Webサイトからの対応であり、ライブチャットからの問い合わせになると別途手数料がかかるようです。
LCCの運賃自体は比較的安めですが、予約変更時の手数料など高めで設定されている傾向にあります。飛行機の乗り遅れなど、予期せぬ事態では余計にお金がかかるリスクがあるといえます。
飛行機に乗り遅れた場合の必要書類|運休・遅延証明書も大事です
飛行機に乗り遅れた場合、予約キャンセルや振り替え便などの手続きをするために以下書類を用意しておくといいでしょう。
- パスポート(海外旅行・国際線の場合)
- 航空券(領収書も)
- 身分証明書(運転免許証など)
- 運休・遅延証明書(JRなどの公共交通機関)
空港に行くまでの電車やバスで遅延が発生したことを理由に乗り遅れた場合、遅延証明書(または運休証明書)も持参しておく必要があります。
ご利用の公共交通機関の運休、遅延等でご予約便に間に合わない場合は、当該の交通機関より欠航(船)、運休、遅延証明書を取得していただき、スカイマーク空港カウンターもしくは予約センターへお申し出ください。
ご搭乗予定であった便と同一区間の後続便に空席がある場合、手数料をいただかずに振り替え手続きをさせていただくか、または、手数料をいただかずに航空券代金を全額払戻しさせていただきます。
引用元:スカイマーク Q&A
運休・遅延証明書があれば例外として、手数料なしで振り替え手続きをしてもらえる可能性もあるので、交通機関の遅れがあった場合には証明書を忘れずに発行してもらいましょう。電車が止まったりすると焦りますが、落ち着いた対処が大事ですね!
まとめ|飛行機の乗り遅れを避けるために時間に余裕を!
飛行機に乗り遅れた場合での対処法について解説しましたが、面倒な手続きや余計や出費のことを考えると、余裕を持った計画で出かけることが大事です。
ほかにも、空港内の保安検査場で並ぶ時間などを考慮すると、国際線の場合は2時間前(国内線は1時間前)に空港に着くのが一つの目安時間です。
飛行機の利用や予約は、いろいろと気をつけることがありますね。ほかにも参考記事がありますので、あわせてどうぞ〜