パスポートの有効期限切れで使えなくなった場合、新規申請で作り直すことになります。
基本的にパスポートの更新では、有効期限が1年未満になった時に『切替発給』で申請できるのですが、期限切れのパスポートでは新規発給と同じ手続きとなります。
こちらのページでは、パスポートの更新を忘れて期限切れになってしまった時の手続きについて、紹介していきます!
パスポート申請の種類|切替(更新)と新規の2種類
そもそもパスポートの申請では、切替(更新)と新規の2種類があります。有効なパスポートをお持ちの方は以下の通り、切替申請が可能です。期限切れの場合では新規申請ということになります。
切替申請 | 有効期限が1年以内になったパスポートを所持している方 ※有効期限1年以上あり、赴任や留学などで長期滞在する時は応相談 |
新規申請 | 初めてパスポートを申請する方 または、期限切れのパスポートを所持している方 |
また、これ以外の例としてパスポートを海外で紛失(または盗難)された場合には、新規申請で発行してもらうことになります。

そのほかに、本籍地や氏名の変更があった場合には変更申請の手続きをする必要があります。詳しくは以下の記事で紹介しています!


期限切れのパスポートは新規申請で|必要な書類まとめ
パスポートの有効期限切れにより新規申請が必要なケースでの必要書類について、以下でまとめました。
- 一般旅券発給申請書(10年用・または5年用)1通
- 戸籍抄本または戸籍謄本 1通
- パスポート用の写真(4.5mm × 3.5mm)1枚
- 本人確認書類(運転免許証など)1点または2点
- 期限切れのパスポート
それと、特別な場合で住民票の写しも必要になることもありますが、期限切れのケースでの新規申請では基本的に、こちらの5点があれば問題ありません。
一般旅券発給申請書は区役所(役場)でも配布されています
一般旅券発給申請書は旅券窓口(旅券センター)だけでなく、市町村役場でも配布されています。戸籍抄本などの申請時に書類をもらって、あらかじめ書いておくと楽ですね。
また、新規申請ではパスポートの有効期限が10年と5年の2種類を選べます。それぞれ違う書類になるため、間違えないように気を付けておきましょう。


戸籍抄本と戸籍謄本は基本的にどちらでもOK
戸籍抄本と戸籍謄本についての違いは、それぞれ以下の通りです。
- 戸籍抄本|その戸籍に入っている中の1人だけ
- 戸籍謄本|その戸籍に入っている人(家族)全員分
家族全員か1人だけかの違いなので、パスポートの申請対象が1人であればどちらでも問題ありません。
ただ、親子や兄弟姉妹の複数人でパスポートの申請をする場合は、戸籍謄本1通で済むのでこちらの方がおすすめです。
パスポートの新規申請手続き・手数料(料金)について
パスポートの新規申請手続きをしたい場合には、上記で紹介しました書類を揃えた上で、お住まいの都道府県にある旅券窓口(旅券センター)を確認しておきましょう。
参考:外務省 パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク
ちなみに私は都内在住なので、アクセスの良い有楽町にある東京交通会館(パスポートセンター)で申請をしました。
基本的には申請する本人が行く|代理人の申請も可能
原則として申請時はパスポートを取得する本人が旅券窓口まで行く必要がありますがなお、本人が行けない場合は、代理人が申請に行くことも認められています。
代理人による申請の場合、代理人自身の身分証明書を持っていくのを忘れないようにしましょう。それと、代理人も申請書に署名する必要があります。


また、申請ではなく発行されたパスポートを受け取るときは、必ず本人が旅券窓口まで行くことが定められています。申請者が赤ちゃんだったとしても、代理として手続きをした親が赤ちゃんを連れて行くことになります。


パスポート更新(新規)申請の料金
有効期限切れによる新規申請の場合と、更新申請ではどちらも手数料は同じです。
- 10年旅券|16,000円
- 5年旅券|11,000円
- 5年旅券(12歳未満)|6,000円
なので、更新を忘れて有効期限を切れてしまうことで、金銭的に大きな損をするという訳ではありません。更新手続きと比べて必要書類を集めるのに多少手間がかかるだけで、あまり変わらないと思います。
パスポート申請での注意点まとめ
上記でもいくつか記載した注意点について、東京都生活文化局の公式サイトにもまとめられているので確認しておきましょう。
パスポートは、年齢に関係なく申請者本人のみが受け取ることができます。代理人による受け取りは認められませんので、ご注意下さい。
パスポートを受け取ることのできる窓口は、申請書を提出した旅券窓口です。
パスポートを受け取るときは、申請時にお渡しする旅券引換書、手数料が必要になります。
旅券引換書に書かれた交付予定日が来たら、できるだけ早く受け取りにおいで下さい。
パスポートは、発行日から6か月以内に受け取らないと失効しますのでご注意下さい。
考えにくいケースですが、申請してパスポートが発行されても6ヶ月以内に受け取りに行かないと失効してしまうので、念のため早めに受け取りに行った方がよさそうですね。
まとめ|期限切れになっても問題なくパスポートを発行できます!
パスポートの更新を忘れて期限切れになっても、新規申請で問題なくパスポートを再取得できることがお分りいただけたかと思います。
海外旅行ではパスポートは必需品なので、定期的に有効期限について確認しておくといいでしょう。そのほか、海外旅行で必要な持ち物もチェックしておくといいですよ!


また、日本のパスポートはデザインが変わるとか、世界のパスポートランキングで1位になるなど話題が多いです。以下記事でも取り上げていますので、ご参考までに!

