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期限切れになったパスポートの申請方法は?残存有効期間や更新方法を忘れずにチェック!

期限切れになったパスポートの申請方法 Travel
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パスポートの有効期限切れで使えなくなった場合、新規申請で作り直すことになります。

基本的にパスポートの更新では、有効期限が1年未満になった時に『切替発給』で申請できるのですが、期限切れのパスポートでは新規発給と同じ手続きとなります。

また、2023年以降では海外旅行へ再び行きやすい状況になりましたが、パスポートの残存有効期間が足りずに搭乗できなかった…という事例も見受けられます。

  • 海外旅行で大事なパスポートの残存有効期間とは?
  • パスポートの切替・更新それぞれの手続き方法は?
  • パスポートの申請はどれくらいかかる?

などこちらのページでは、パスポートの更新を忘れて期限切れになってしまった時の手続きや、これからすぐパスポートを作りたい人向けに解説します!

パスポートでは有効期限のほか残存有効期間も重要

海外旅行・渡航で使うパスポートでは、『有効期限内であれば問題ない』と思う人もいるかもしれませんが、実は国ごとにパスポートの残存有効期間の入出国条件があります。

Kaz
Kaz

けっこう前にパスポートを取得した人は、残存有効期間を含めて一度確認しておくといいですね。

残存有効期間について(パスポートが使える期間)

残存有効期間はパスポートが切れるまでの期間であり、例えば2023年11月1日時点でパスポートの有効期限が2024年4月1日であった場合、5ヶ月の残存有効期間があると言えます。

よくある勘違いで、海外の滞在時間中までにパスポートの有効期限内であれば大丈夫だと思うかもしれませんが、入国・または出国時に3ヶ月や6ヶ月など一定の有効期間が残っていないと入国できず、飛行機の予約が取れなかったり搭乗手続きで飛行機に乗れない! といった最悪の事態も発生します。

Kyoko
Kyoko

なので、パスポートの更新はギリギリでなく半年前くらいから切替の手続きをする人も多いですね〜

そのため、海外へ行く頻度が多い方は5年のパスポートよりも10年のパスポートが実質的な有効期間が長くなります。また、更新する手間が少なくなることを考慮すると、10年のパスポートがおすすめです。

▶︎関連記事:5年・10年のパスポートをそれぞれ解説

各国の入国・出国で必要なパスポート残存有効期間

日本国籍のパスポートの場合、ビザなし(無査証)で入国する際には各国によって必要な残存期間が異なります。一般的には3~6ヶ月以上のルールが多く、主要国では以下の通りです。

  • タイ:6ヶ月以上
  • フィリピン:6ヶ月以上
  • シンガポール:6ヶ月以上
  • インドネシア:6ヶ月以上
  • 韓国:3ヶ月以上
  • フランス:3ヶ月以上
  • ドイツ:3ヶ月以上
  • 台湾:日本帰国時まで有効

東南アジアのエリアでは6ヶ月以上が多く、近場の韓国は3ヶ月以上の残存有効期間が必要です。そのため、海外旅行を計画する際には現地を出国するタイミングで半年以上の残存有効期間があると問題ないでしょう。

パスポート申請の種類|切替(更新)と新規の2種類

そもそもパスポートの申請では、切替(更新)と新規の2種類があります。有効なパスポートをお持ちの方は以下の通り、切替申請が可能です。期限切れの場合では新規申請ということになります。

切替申請 有効期限が1年以内になったパスポートを所持している方
※有効期限1年以上あり、赴任や留学などで長期滞在する時は応相談
新規申請 初めてパスポートを申請する方
または、期限切れのパスポートを所持している方

切替申請が想定されるケース:パスポートの有効期間が残っている

Kaz
Kaz

以下の例など、パスポートの有効期限はまだあるけど全然残っていないから更新しなきゃという人は、切替申請になります。

  • 来年に海外旅行へ行きたいけど年内にパスポートが切れてしまう
  • 韓国旅行をしたいけど、パスポートの残存有効期間が3ヶ月未満である
  • まだ次の渡航先は決まっていないものの、残存有効期間が6ヶ月未満なので念のため更新したい

なお、パスポートの切替では5年と10年の両方から選択できます。基本的に10年の方がメリットが多いので、自分は5年→10年のパスポートに変更しました。

有効期限を過ぎた場合は新規申請

全く海外旅行へ行っておらず、気がついたらパスポートの有効期限が切れているという人は新規での申請となります。また、パスポートを今まで所持していない場合ももちろん新規での発行になりますね。

これ以外の例としてパスポートを海外で紛失(または盗難)された場合には、新規申請で発行してもらうことになります。

▶︎パスポートを紛失した場合の手続きと対処法

そのほかに、本籍地や氏名の変更があった場合には変更申請の手続きをする必要があります。詳しくは以下の記事で紹介しています!

パスポートの住所変更は申請不要|本籍・氏名の変更では申請が必要です
パスポートでは住所変更に伴う申請の必要はありませんが、本籍地や氏名の変更では手続きを行う必要が出てきます。パスポートの変更申請で必要な書類や申請時の注意点などをまとめましたので、ご参考ください!

パスポートの切替・新規申請から交付まで1週間かかる

目安として、パスポートの切替・または新規申請から受領するまで1週間程度の期間を要します。

窓口に書類を持って行って、すぐに発行してもらえる訳ではないので『明日には海外旅行へ行くからパスポート申請しないと!』と決断しても残念ながら間に合いません。

Kaz
Kaz

海外旅行者が増えている一方で、パスポートの更新を忘れてしまった人も多いですね。繰り返しになり恐縮ですが、海外旅行をご検討の際は有効期限を早めにご確認くださいませ☺️

▶︎外部サイト:パスポートの申請に30分待ち “期限切れ”続出で窓口に行列

期限切れのパスポートは新規申請で|必要な書類まとめ

パスポートの有効期限切れにより新規申請が必要なケースでの必要書類について、以下でまとめました。

  • 一般旅券発給申請書(10年用・または5年用)1通
  • 戸籍抄本または戸籍謄本 1通 ※2023年3月27日以降の申請では戸籍謄本のみになります
  • パスポート用の写真(4.5mm × 3.5mm)1枚
  • 本人確認書類(運転免許証など)1点または2点
  • 期限切れのパスポート

それと、特別な場合で住民票の写しも必要になることもありますが、期限切れのケースでの新規申請では基本的に、こちらの5点があれば問題ありません。

一般旅券発給申請書は区役所(役場)でも配布されています

一般旅券発給申請書_10年用

一般旅券発給申請書_10年用

一般旅券発給申請書は旅券窓口(旅券センター)だけでなく、市町村役場でも配布されています。戸籍抄本などの申請時に書類をもらって、あらかじめ書いておくと楽ですね。

参考:東京都生活文化スポーツ局 申請書の入手場所

また、新規申請ではパスポートの有効期限が10年と5年の2種類を選べます。それぞれ違う書類になるため、間違えないように気を付けておきましょう。

戸籍の確認書類は戸籍謄本のみ

戸籍の確認書類では従来、戸籍抄本と戸籍謄本の両方が利用できました。

  • 戸籍抄本|その戸籍に入っている中の1人だけ
  • 戸籍謄本|その戸籍に入っている人(家族)全員分

家族全員か1人だけかの違いなので、パスポートの申請対象が1人であればどちらでも問題ありません…と言いたいところですが、2023年3月27日以降の申請ではルールが変更されまして、戸籍抄本での提出が不可となりました

Kaz
Kaz

市役所などで発行申請する場合には、戸籍謄本の方になります。お間違えなく〜

パスポートの新規申請手続き・手数料(料金)について

パスポートの新規申請手続きをしたい場合には、上記で紹介しました書類を揃えた上で、お住まいの都道府県にある旅券窓口(旅券センター)を確認しておきましょう。

参考:外務省 パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク

ちなみに私はパスポートを発行した当時、都内在住だったのでアクセスの良い有楽町にある東京交通会館(パスポートセンター)で申請をしました。

基本的には申請する本人が行く|代理人の申請も可能

原則として申請時はパスポートを取得する本人が旅券窓口まで行く必要がありますがなお、本人が行けない場合は、代理人が申請に行くことも認められています。

代理人による申請の場合、代理人自身の身分証明書を持っていくのを忘れないようにしましょう。それと、代理人も申請書に署名する必要があります。

パスポートの署名・サインは漢字でもローマ字でもOK!基本的な書き方・代理署名などの注意点まとめ
パスポートの署名(サイン)は漢字とローマ字の両方で認められており、基本的に申請者本人によるサインであれば問題ありません。ただ、申請書に記載する署名のルールや、サインをローマ字にするメリットなどあるので、こちらの記事で一度確認しておくといいでしょう!

また、申請ではなく発行されたパスポートを受け取るときは、必ず本人が旅券窓口まで行くことが定められています。申請者が赤ちゃんだったとしても、代理として手続きをした親が赤ちゃんを連れて行くことになります。

▶︎赤ちゃんのパスポート申請について

パスポート更新(新規)申請の料金

有効期限切れによる新規申請の場合と、更新申請ではどちらも手数料は同じです。

  • 10年旅券|16,000円
  • 5年旅券|11,000円
  • 5年旅券(12歳未満)|6,000円

なので、更新を忘れて有効期限を切れてしまうことで、金銭的に大きな損をするという訳ではありません。更新手続きと比べて必要書類を集めるのに多少手間がかかるだけで、あまり変わらないと思います。

パスポート申請での注意点まとめ

上記でもいくつか記載した注意点について、東京都生活文化スポーツ局の公式サイトにもまとめられているので確認しておきましょう。

パスポートを受領できるのは、乳幼児も含め本人(パスポートの名義人)のみです。代理人による受領は認められません。
パスポートを受領することができるのは、申請書を提出したパスポートセンターのみです。
パスポートを受領するときは、申請時にお渡しする旅券(パスポート)引換書、手数料が必要になります。
パスポートは、発行日から6か月以内に受領してください。発行日から6か月過ぎると、そのパスポートは法律に基づき失効します。また、切替申請時に返納された前回のパスポートも処分します。

引用元:東京都生活文化スポーツ局

考えにくいケースですが、申請してパスポートが発行されても6ヶ月以内に受け取りに行かないと失効してしまうので、念のため早めに受け取りに行った方がよさそうですね。

まとめ|期限切れになっても問題なくパスポートを発行できます!

パスポート_イメージ

パスポートの更新を忘れて期限切れになっても、新規申請で問題なくパスポートを再取得できることがお分りいただけたかと思います。

海外旅行ではパスポートは必需品なので、定期的に有効期限について確認しておくといいでしょう。そのほか、海外旅行で必要な持ち物もチェックしておくといいですよ!

また、日本のパスポートはデザインが変わるとか、世界のパスポートランキングで1位になるなど話題が多いです。以下記事でも取り上げていますので、ご参考までに!

日本のパスポートが世界最強に|各国のパスポートランキング【2019年2月更新】
日本のパスポートが世界最強と言われている理由として、2019年2月時点でビザなしで渡航できる国(または地域)が合計で190ヵ国で、世界一になったということがあります。各国のパスポートランキングや日本のパスポート事情について、こちらのページでご紹介します。
本記事の執筆・編集者

6年以上のコンテンツ制作やライティング、Webマーケティング経験があり、2022年には東京から福岡へ移住しました。2024年には海外移住も目指しています。

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